命を守る性能

(2024年02月03日)

ゆたか

 

 

 

 

 

*今回は1月の当社ニュースレターを加筆修正して発信いたします*

 

本年元旦より

能登半島と周辺地域にて大規模な地震が発生致しました

ご親戚やお知り合い等いらっしゃる方においては

気が気でないと思いますし

被災された方

被災されたお知り合いの方がいらっしゃるのであれば

心よりお見舞いを申し上げます

そして

発災より一ヶ月が経ちました

いまだに余震の速報があったりはしますが

少しづつ

仮設住宅の建設・受付などの報道も出始め

(すると丸々一ヶ月避難所等の生活だったという事で…)

(しかも被災した方全員がすぐに入居できる事でもない…)

復旧・復興を目指していく中ではありますが

今回たまたま地震の影響が少なかった地域の

建築に従事する者として

2点ほど思う所がありますので

それをお伝えしたいと思います
まず

地震発生後のニュースとして

倒壊した住宅や地域の映像が流れますが

これは残念ながら

耐震性能が低い建物故に起こる現象です

もちろん新築や築浅の建物ばかりでは無く

地域に古い建物も混在するのは当然の事で

仕方のない事ではあるのですが

今後もし

新築を考える際の参考にして頂けると幸いなのですが

「大きな地震が来たら木造住宅はつぶれてしまうんだ…」

とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが

決してそんな事はありません!

木造住宅が地震によって倒壊するメカニズムはほぼ解明されてますし

それに対する対処法もあります

それ故に

あるキッカケを境に耐震に関する法律が変わるのですが

それの物差しの一つが

「耐震等級」です

(1~3まであり3が最高等級)

これはあくまで「物差し」ですので

その性能をどこまで求めるのか?は

建て主や建設会社等の

自己判断・自己基準となるのですが

高い耐震等級にする事は

数年前の熊本地震でも大きな成果を得られています

「建物が倒壊しない」というのは本当に大事な事で

まず地震が起きた時に家族の命を守れる事

それと地震発生後も住み続ける事が出来る

という事が挙げられます

被災した方は避難所に皆行くのかといえばそうではなく

今回の地震でも

集団生活での環境問題やプライバシーの問題等から

車での生活やビニールハウスで共同生活をされてる方も居る

という報道もあります

地震発生後も今までと変わらない生活環境で過ごせることは非常に大きなメリットです

そして2番目

住み続ける事が出来るその後その先の重要な性能として

「断熱性能」があります

幸いにも被害が少なく

家には継続して住めても

冬の場合

室内温度が外と同じような寒さでは

「どのようにして暖かくするのか?」

という問題が出てきます

当然災害時です

電気やガスなどのエネルギーの供給がないので

機械設備に頼るには限界や制限があります

そこで

「機械設備に頼らなくても快適に過ごせるもしくは少なくとも不快に過ごす事がないような断熱性能」

が求められる訳です

これも今の技術では充分可能なのです

次回以降は改めてそれらをご説明します

 

 

 

 

 

シュッ〆

 

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