命を守る性能3 耐震性能

(2024年02月20日)

構造体

 

 

 

 

 

 

<前回の続き3回目>

<過去2回はこちら>

・命を守る性能

・命を守る性能2 耐震性能

 

前回は

建築基準法で定める耐震基準はあくまで最低のもので

法律ギリギリの耐震強度(耐震等級1)では

震度7に耐える事は難しく

倒壊する可能性が高いが

耐震等級3で建てると

少なくとも熊本地震の結果から見ると

震度7の地震が2回きても住み続ける事が出来そうだ!

という事が分かりました
今月は等級3にするための

費用やメリット・デメリットを

もう少し深掘りしていきたいと思います
まず費用に関してですが

その根拠を示すために

構造の安全性を確認するための計算をするのですが

これが幾つか種類があり

以前の当社もそうでしたが

戸建の住宅の場合一般的には

「仕様規定・壁量計算」という

比較的簡易で電卓でも計算できる方法でしているのですが

(最低限やらなきゃいけないもの)

耐震等級3を証明するためには

ビルや大規模建築物と同じ

専用のソフトを使用した

「許容応力度計算」という少々難しい計算方法をします

これが俗に言う「構造計算」というものです

当社の場合は

・社内のスタッフィングの問題

・インチキできない透明性

という観点から

あえて外注しておりまして

建物の広さや小屋裏があるかどうかにもよりますが

当社の手数料を含め

約30万円程度になります(2階建ての場合)

またそれに伴い補強用の木材・資材が増えるのですが

等級1と比較して10万円までいかない位のアップかな~と

構造計算+資材の合計で

40万円程度で等級3にする事が可能です

まぁ当社はこれが標準なので

元からコレが入ってる見積りをしておりますので

プラスという事にはならないのですが

耐震等級3にするには

そんなに費用が掛かる訳では無いよ

という事をお伝えしたい訳なのですが

この金額どう思いますか?

ちなみに

耐震3にしなくて良いから安くしてくれ

というご要望にはお応えできませんので

悪しからず
デメリット?としては

耐力壁(地震に抗う壁)の量が増えますので

単純に壁(この場合「窓が無い壁という意味」)が多くなり

窓を付ける位置や大きさに制限?がかかってきますが

私の経験上

何かしらの工夫や代替案で乗り切れるので

プラン作成に支障がでる程でもないかと思います

(経験したから分かる事)

また

外壁を貫通する設備機器を付ける時もひと工夫必要になる事がありますね

(換気扇とかの配管)

とにかく

一般の方が見ても分かるくらい

壁という壁が耐力壁になります(特に1階)

 

さて

震度7の地震が2回来ても倒壊しないという

命を守るという

最大最高のメリットがあるのですが

他のメリットとしては

地震保険が格安になる事と

銀行ローンを利用される方だと

銀行さんによっては

金利の優遇があったりする場合もあるようです

また

倒壊しないという事は周りにも迷惑をかけません!

お隣さんの家にもたれかかったり

壊れて瓦礫で道を塞ぐ事がないので

発災直後の救命作業や

その後の復旧作業においてもスムーズに進める事ができます!!

こういう事もすごく大事なポイントだと思います

さて…

皆さんどうお考えになりますか?

もしかしたら

命はお金で買えるのかもしれません…

 

 

 

元旦に発生した

能登半島地震をキッカケに

このブログを書き始めたのですが

ここから先の話をすると

正直

いやらしく感じてしまうでしょうが…

あえてそれを承知で告知します!

3/2(土)・3/3(日)

の二日間で

現場構造見学会を行います

タイミングがドンピシャ過ぎて

怖いくらいなのですが

完成した建物を見れば

キレイで格好良く出来ているのは当たり前

作ってる途中

完成すると見えない部分に

命を守る性能の根拠が隠れております

今回までお話した

・耐震性能を担う耐力壁の状態

そして

これ以後話す予定の

発災後の

倒壊を免れた建物で生活していく上で非常に重要な

・断熱快適性能

の根拠を知る為には

構造の見学会を見ると

その会社のコンセプトが非常に良く分かるハズです

 

今までの経験上

どちらかというと女性は興味が無く

建物の性能に重点を置く

マニアックな男性が非常に興味がある部分で

実際の話し

当社でも

完成見学会に比べ

参加者は1/5程度まで減りますが

1回でも見ておくと

非常に勉強になると思います

確かに

まだ工事の途中ですので

足元が悪い部分もあり危険と思われる箇所もありますが

予約制で行いますので

1組1組丁寧にご案内・ご説明致します

まぁ

当社の見学会じゃなくても良いので

依頼をお願いしようとしている建築屋さんが決まっているのであれば

一度は見ておいて損は無いと思いますよ

 

<構造見学会のご案内はこちらをクリックして下さい>

 

 

 

 

 

シュッ〆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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